さいきんのすきなもの。

わたしの生活に新しく加わったもの。ラジオ、植物、基礎化粧品を含めたナチュラルコスメ。

 

ラジオは以前車の中でよく聴いていたのだけど、熱心なリスナーではぜんぜんなかった。

いまは、キッチンに立つときや日中、することがなくて、あるいはできることがなくて、ぼうっとしてしまうときなどに、よく流している。チャンネルにはあまりこだわりがなくて、でも金曜日の11時からやってるユーミンのラジオはすきだなと思う。

テレビを観るより、ラジオのほうがなんだか心にやさしい‥きがする。わかんないけど。

よしもとばななの『ハゴロモ』にもあったっけ。

「(中略)朝、起きてまずTVをつけてしまうと、あっという間に一日がたってしまうの。」

 私は言った。

 それは、ひとりになってすぐ、私がおちいった症状だった。誰にも会ってないのに、一日の終わりにはたくさんの人のたくさんの声や姿で頭がいっぱいになって、体は動かしてないのに、とても疲れている。でも、音のない時間はつらいし、音楽はいろいろなことを思い起こさせすぎる。番組の内容がくだらなければくだらないほど楽だった。私はその時、脳はほとんどなく、体は管で、目はTVを追うだけの、虫みたいな感じだった。

 ――よしもとばななハゴロモ』新潮社

 

植物。

ホームセンターで買い求めたカランコエの花が冬のあいだにぜんぶ散って、

そうかと思えばいつのまにか新しい蕾がついていた。

こうやって循環していくのだなあと思った。

名前のわからないみずみずしい葉っぱも、水栽培をしているムスカリの球根も。

植物はあるだけで孤独をまぎらわしてくれる。とてもたのもしく、ちからづよい。

 

基礎化粧品を含めたナチュラルコスメ。

年齢を重ねたからか肌質が変わってきて、さいきんは刺激のつよいものを受けつけなくなった。

ナチュラルコスメは高くて手が出ないと思っていたけれど、ちょっと貯金をすれば買えることがわかって(そこに至るまでなんて遅かったんだろう)、

まずは化粧水やフェイスクリームなどの基礎化粧品を、肌にやさしいものでそろえた。

ベンヌのアベンヌウォーター、ハトムギ化粧水、キュレルの潤浸保湿フェイスクリーム。

つぎにコスメ。とはいえまだまだ試行錯誤中。基本的には石けんオフできるもので、とにかく肌にやさしいもの。(この、やさしい、というのが具体的にどういうものを指すのかはわからない)

物は試しと、ナチュラグラッセのオールインワンクリームとルースパウダーのトライアルセットを購入してみた。

とても軽くてやさしいつけ心地で、匂いも植物っぽくてとてもよい。素肌をきれいに見せてくれる感じがきにいった。

アイメイク用品はまだぜんぜん調べられていなくて、でもETVOSのアイカラーパレットがとてもとてもかわいくて。

個数限定だから手に入れられるかはわからないけど。

お化粧は年齢を重ねるごとにおっくうになっていって、だんだん気にしなくもなってきていたのだけど、

ナチュラルコスメのやさしさ、みたいなのに安心を感じて、ちょっと興味が湧いてきているこのごろです。