どんどん透明になってゆく。

わたしはあなたの人生の背景に過ぎなかった、と思うことが、これからの人生でどれだけ増えていくのだろう。わたしはどんどん透明になっていって、だれの目にも映らなくなる。でもそれを、望んでいたのはわたしなのかもしれないね。

おなじように。

わたしにとってあなたはわたしの人生の背景だったんだねって、だれかに告げる日がいつか来るんだろうか。

たとえ願わなくてもそういう未来が、きっといつか。