落葉、病院、いろいろのこと。

師走。燃えているようだった紅葉や、景色をやさしく、そして力強く彩ってくれた黄葉が散り始めている。関東のどこかでは、紅葉が最後の見ごろを迎えるときいた。ラジオで。土地の名前はききとれなかった。

寒さに、やられている。ことにこの頃は、気圧の低下もあってひどく心と身体が弱っていた。あまりの容赦のなさに、仕方なく病院に行った。先生はごく冷静に――いつものクールさで――お薬を出してくれた。以前にも飲んだことのあるやつ。そしてすこしだけ、いろいろを話した。次回は、また二週間後。

急激な寒さと気圧の低下にやられている人はおおいのだろう。twitterを見ていると、そんな印象を受ける。果たして去年のわたしはどうだったかなと記憶を辿ってみるも、去年は去年でいろいろがあって、それなりにまいっていたので、比較できなかった。とりあえず冬はいつも調子を崩す。すきな季節なのに。不本意である。

無気力で頭がぼうっとするけれど、本を読んだり日記を書いたりはできるので幸いだ。わたしは日々のルーティンが崩れると途端に体調を崩すのだということをさいきん、知った。また、身体が極端に冷えたり、食事のリズムが乱れたり、睡眠時間が減ったりすると、たちまちに弱る。そして元気なときに、元気だと油断してはしゃぎすぎると、いけない。弱っちくていやになるけれど、わたしの身体はそのようにできているらしい。

健康でいたくて運動をしているつもりが、無理な負荷がかかっていたのではないかと思い至りがっかりする。しばらくは軽い運動にとどめようと思う。

 

部屋を、ちょっとイイ感じにしたい。な。などと、思って、いろいろを検討中。

お金の問題もあり無理なものは無理なわけだけど、おうちにいる時間をすこしでもたのしくゆたかなものにしたいと思い。

ほんとうは。

一級の家具や食器なんかを揃えて、それらに囲まれて暮らしたいのだけど、

実際、そのような暮らしがいちばんよいのだとわかっているけれど、

そういうわけにもいかないので、それに近づけるように努力するのと、

あとはちょっとずつ、人生を終えるまでにちいさな”お気にいり”をたくさん集めてゆくのだ。

それがわたしのいまの目標なのだった。

 

清くただしく、ていねいに。