音、ひぐらし。

あのね最近また音楽をよく聴くようになりました。

むかし――十代のころ、とか――みたいに、CDだったり、配信されてるデータだったり。媒体はいろいろだけど、音楽を聴いていることに変わりはなくて、まだこうやって音楽を、心から楽しんで聴けてるのがふしぎで、うれしくて、まいんち感謝している。このうつくしい音をつくってくれた彼ら彼女らに。

思えばこの2年くらい、音楽にしっかり耳を傾けてなかったような気がする。聴かなくてもだいじょうぶで、聴かなくても死ななくて。でもやっぱりわたしは音楽を聴くのがとてもすきだったんだね。そういうことを思いだした。

2年まえ、いまのおうちに引っ越しをするにあたって、手離した音たちがある。本棚に入りきらなくて、押し入れに入れっぱなしだったものたちも。だけどそういう子たちを、ちゃんと出して整理して、聴きたいなあといまは思っている。

あのアルバムに入っているあの曲はいいよねとか、あのアーティストの歌声はほんとにたまらんよねえ。

そういうこと、考えたり話したりするのが、ほんとうにとても楽しい。

 

今朝、起きたとき。早朝。ひぐらしの鳴き声をききました。

いちおう、暦の上ではいまはもう晩夏にあたるんだよね、などと思いながら、でも暑さはこれからまだまだ。今夜は桃をたべます。